• リトポロジーを全自動で行うQRemesher Alphaを搭載。メッシュは四角形で出力され、全身だけでなく部分的にリトポロジーを適用する事も可能。カーブガイドによるエッジフローのコントロール、マスクによる密度コントロールも可能。
• トポロジーブラシはシンプルもしくは複雑なベースメッシュをオンザフライで構築します。手動でのリトポロジー作業を大幅に効率化します。
• Curve Snap Surfaceブラシはサーフェース上にスナップした厚みのあるシェイプを作成できます。厚みは描いたカーブストロークに基づきます。
• オブジェクトの任意の表面をインサートしたパーツや新しいトポロジーで入れ換える事ができます。入れ替えた部分はシームレスに融合されます。他のソフトに頼る事なく非常に複雑なベースメッシュをZBrushだけで作成する事が可能です。
• インサートメッシュブラシが進化し、IMM(インサートマルチメッシュ)ブラシとなりました。IMMブラシ１つに多数のパーツライブラリーを格納する事ができます。DynaMesh用のパーツ挿入ブラシはもちろん、新しいシームレスなメッシュ入替え用のパース挿入ブラシとして非常に重宝します。
• カーブ・エンジンが更新され、カーブの延長や切断・変形など多くのコントロールおよび機能が加えられました。またカーブはメッシュインサートブラシと組合せて使用する事ができます。もちろんカスタムブラシと組みわせて使う事もできます。

その他ZBrush 4R4の拡張機能:
ブラシ

• Curve Strap, Curve Track, MMIブラシ等、ZBrush 4R4の新機能を直ぐに試す事ができる数多くのプリセットブラシを同梱
• １クリックでインサートブラシ、マルチメッシュ・インサートブラシを作成するボタンを追加
• インサートブラシの挿入深度を定義する為に、BrushのImbed設定(埋め込み深度)を使う事ができます。
• Z Intensityを使ってインサートブラシの挿入法線に対する潰れ具合を調整する事ができます。
• 新設されたProjection Strength機能を使って、挿入する表面の形状に添ってインサートメッシュを歪める事ができます。
• ブラシに名前と連絡先を挿入する事ができます。インターネット上でブラシファイルを共有する場合に作者の情報を記入してください。

ツール＆ジオメトリ

• DynaMeshの最大解像度を 2048 に引き上げました。
• マスキングに"Mask Peaks And Valleys"機能を追加。メッシュの特別なディテールを持つ部分をマスクする事ができます。この機能は主にQRemesherで内部的に利用されますが、Maskingサブパレットからユーザーが利用する事もできます。
• マスクから１クリックでポリグループが作成できます。新しいトポロジー入替え機能で特に便利でしょう。
• PolyGroupのGroup Visibleに追加された"Cluster"オプションを使ってランダムなポリグープを作成できます。
• Visibilityに追加された"Grow All"ボタンを使って一気に接続ポリゴンを表示させる事ができます。(Growを何回も押す必要なし)
• Mesh to Brush でインサートブラシのメッシュを新しいToolとして取り出す事ができます。
• 新しいトポリジークリーニングツール: "Merge Triangles(三角形を結合)", "Weld Points(頂点結合)" ボタンを追加
• Mesh Extractに"Corner Quad to Triangle(コーナーを四角から三角)", "Thin Border(境界を細く)"オプションを追加

ファイバーメッシュ

• ファイバー毎の頂点数が同じである場合、サブツールを結合してもFiberMeshの属性が維持されるようになりました。
• FiberMeshはGroup Visible機能を認識し、ファイバーのCoverage と regroupの為に使用する事ができます。
• FiberMeshが Split Hidden および Group Split 機能を認識します。
• FiberMeshに対するInflateデフォーマの効果を弱めました。

• TriIMM(トライインサートメッシュ)ブラシは、エンドキャップ（始点と終点のメッシュ）を指定し中間のセグメントをカーブに添って自動的に複製したメッシュを作成する事ができます。鎖やジッパー等の複雑なディテールも簡単に構築する事ができます。
• DynaMeshの"差"メッシュを直接設定する新しいPolyGroupオプションが追加されました。これにより任意のSubToolを明確に"差"メッシュとして指定できるので、ブーリアンのようなモデリングがさらに効率的になりました。
• アクションラインをサーフェスローカル軸へ簡単にスナップする事が可能になりました。新しいアクションラインによる Infulate(膨張) と Flatten(平面)機能を組合せる事でハードサーフェスモデリングの助けとなるでしょう。
• 最高10,000ステップのUndo履歴を保持する事が可能になりました。またUndo履歴をZBrushプロジェクトの一部として保存する事ができます。
• Undo履歴を再生（逆再生も可）してスカルプトの工程を鑑賞する事ができます。これはムービーとして録画する事も可能で、再生中のカメラの移動やBPRレンダリング等と組合せて非常に印象的なムービーに仕上げる事ができます。
• ZBrushのグリッド(上下左右前後)にモデリング・リファレンス用のイメージを表示する事が可能です。３面図からのモデリングに重宝するでしょう。

レンダリング＆マテリアル

• 新しいマテリアルの"Vibrant Shadows and AO"機能はより色鮮やかな影を生成します。
• バックグラウンドイメージを傾ける事ができます。
• バックグラウンドイメージがモデルの回転とシンクロするようになりました。

インポート＆エクスポート

• ベクターディスプレイスメントマップの出力品質を改善しました。
• ベクターディスプレイスメントマップの出力オプション用にUVオフセットを指定する事ができます。
• GoZ が Maya 2013 と Luxology modo 601 を正式サポートしました。(メモ: OSX上のmodo 601では読み込んだモデルを手動で更新する必要があります。)

その他

• XPoseはコンタクトシート状にSubToolを表示します。
• 非常に大きなプロジェクト（2G〜4G）を保存する場合、注意を表示するようになりました。
• SubToolパレットに "Delete All(全て削除)", "Delete Other(カレント以外を削除)" ボタンを追加。
• 全体的なプロジェクションのスピードを向上
• ユーザーアカウントによる書込制限問題を回避する為に、ZBrushのプレファレンスや仮想メモリ/キャッシュデータをOSのパブリック領域に保存するように変更しました。
• ZBrush 4R4の仮想メモリ/キャッシュファイルの格納場所を変更可能になりました。ZBrushをインストールしたディスク・ドライブがシステム上で最速でない場合や、システムドライブに空きが無い場合にキャッシュフォルダの場所を変更して対応する事ができます。
• SubToolを管理する為の新ZScriptコマンドを追加しました。