Transpose Master トランスポーズマスター
Transpose MasterはMarcus Civis氏による無償のユーティリティです。このスクリプトを使うとパーツ(SubTools)を保ったまま一度にポージングする事が可能になります。

QuickTimeデモムービー
Transpose Masterは複数のSubToolsを持った状態でポージングを可能にする為に、各SubToolsのレベル1のモデルを1つに結合した参照用メッシュを作成します。このローレゾバージョンに変形(ポージング)を行ない、ボタンを押す事で、オリジナルの高解像度メッシュに変形を反映させる事ができます。
v1.2E リリースノート:
以下の不具合を修正:
・オフセット/スケール・エラーによりsubtoolsが破綻する問題。
・AUVタイルとしていくつかのテクスチャーを上書きする問題
・三角ポリゴンがランダムにマスキングされる事による不正なメッシュ変形
v1.2Eには、さらに非ポリメッシュサブツール(プリミティブ等)のスムーズなハンドリング、およびZBrushバージョンとDLLバージョンチェックする機能が含まれています。
トランスポーズマスターのインストール
- ダウンロードしたZIPをハードディスクに解凍してください。
- TransposeMasterというフォルダが出来ますので、その「フォルダの中身」を \ZBrush3\ZStartup\ZPlugs フォルダ内にコピーしてください。
※TransposeMasterフォルダをZPlugsコピーしても動作しません。
具体的には
・ZFileUtils.dll
・TransposeMaster_readme.txt
・TransposeMaster.zsc
・TPoseMasterDataフォルダ
を \ZBrush3\ZStartup\ZPlugs フォルダへコピーします。
- ZBrush3を起動し、Zpluginメニューの中にTransposeMasterが出来ている事を確認してください。

トランスポーズマスターの使い方
- サンプルとしてDemoSoldierを読み込みましょう。(DemoSoldier.ztlは\ZBrush3\Ztoolsフォルダにあります)
- キャンバスに配置してEditモードに入ります。

- TransposeMasterの[TPoseMesh]ボタンを押します。

- するとトランスポーズマスターが動作し、キャンバス上のモデルがローレゾ(低解像度)バージョンに切り替わります。
なお、オリジナルはToolsパレットに残っています。TransposeMasterによって作成されたローレゾモデルには名前にTPose#の接頭語が付いています。

- ローレゾメッシュを選択し、変形させたくない部分を隠すかマスクし、トランスポーズで変形します。
(メッシュが独立しているので、トランスポーズのトポロジーマスクはうまく利用できません。)

- ポージングが完了したら、TransposeMasterの[TPose>SubT to transfer]ボタンを押します。

- TransposeMasterにより、オリジナルモデルに切り替わり、ポージングが適用された事を確認できます。
ZBrushセッション間で、ポージングを保持する方法
保存する
- TransposeMasterにより作成された変形用ローレゾモデルを選択します。
- 「変形用ローレゾモデルを選択した状態で」TransposeMasterの[TPoseMesh]ボタンを押します。
- すると、以下のように保存ダイアログが表示されますので、名前を付けてメッシュを保存してください。(OBJ形式で保存されます)

別のZBrushセッションで読み込む
- 複数のSubToolsに分かれているオリジナルのモデルを選択します。
- 「オリジナルを選択した状態で」TransposeMasterの[TPose>SubT to transfer]ボタンを押します。
- Loadダイアログが出るので、保存しておいたメッシュを読み込みます。

- モデルが変形します。
他の3Dアプリケーションを使ってポージングする
以下の方法を使うと、他の3Dアプリケーションで行なったポージングを反映させる事ができます。
- ZBrushでSubtoolを持ったオリジナルのメッシュをキャンバスに配置し、Editモードに入ります。
- TransposeMasterの[TPoseMesh]ボタンを押します。自動的に変形用ローレゾモデルが作成されます。
- ローレゾモデルが現在選択されている事を確認して、もう一度 TransposeMasterの[TPoseMesh]ボタンを押します。セッション保存用としてローレゾモデルを保存できます。
- 他の3Dソフトにて、このローレゾモデルを読み込みポージングします。ポージングしたら再度 OBJ形式で保存してくください。3Dソフトから書き出されるOBJは、読み込む前のOBJとトポロジーや頂点番号、グループ情報が同じである必要があります。(頂点位置の変化だけ認められます)
- ZBrushに戻り、Subtoolを持ったオリジナルのメッシュを選択しキャンバスに配置しEditモードに入ります。
- TransposeMasterの[TPose>SubT to transfer]ボタンを押して、3Dアプリケーションから出力したOBJを読み込みます。
- 3Dアプリケーションで行なった変形に基いて、ZBrushのオリジナルモデルも変形(ポージング)されるでしょう。
トランスポーズマスターの注意点
- トランスポーズマスターは反映時に独自のPolyGroupを作成します。オリジナルにあったPolyGroupは全て削除されます。
- ローレゾモデルに割り当てられているPolyGroupは変更しないでください。生成時とPolyGroup情報が異なる場合、ポージングは反映されないでしょう。(どうしても変更したい場合は、変更後同じ状態に戻す必要があります)
- オリジナルモデルはローレゾモデル生成後、頂点数の変化する作業を行なわないでください。またSubtoolsの順番も変更しないでください。