Agisoft PhotoScan
よくある質問と回答

スタンダード版はプロフェッショナル版に比較して生成されるオブジェクトの細かさ等に制限があるのでしょうか?
生成できるオブジェクトの詳細さに特に違いはありません。プロフェッショナル版はPhythonによる自動処理、地形情報の付加、地図用データの出力等に特化した製品です。
デジカメの画素数はどれくらい必要ですか?
2012年〜に販売されたデジタルカメラであればほぼどの機種でも大丈夫ですが、標準的品質の再構築プロジェクトであれば500万画素以上のデジタルカメラが望ましいです。解像度は高ければ高い程良い結果を得る事ができます。
どんな物でもスキャンできるのでしょうか?
不得意な被写体があります。主に以下に該当するオブジェクトや写真からオブジェクトを生成する事は難しいでしょう。
鏡、クロームメッキ
反射(スペキュラ)の強い光源下で
撮影した写真
毛羽立った物、(ファー類) 透過するオブジェクト 細く、揺れるオブジェクト 模様の無いプラスチック
(表面に変化が無い)
白飛び、もしくは暗部が潰れている写真
一部がぼやけている写真
撮影者が動くのではなく被写体を動かす(ターンテーブル)で撮影しても問題ありませんか?
ターンテーブルで撮影する事もできますが、変化しない背景を除外する為に全写真にマスキングが必要になります。従って、ターンテーブルの撮影ではマスクを抜きやすいバックグラウンドで撮影すべきでしょう。
動いている物体をスキャンできますか?
非常に高度ですが適切な数のカメラリグさえ用意できれば、動いている物体の一瞬を3Dスキャニングできます。
要するに多方向からのスナップショットを一瞬で行えば良い訳です。
例えば 20台以上のカメラリグを組み上げ、1度にショットすれば、動いている物体の1瞬を3Dオブジェクトとしてキャプチャする事ができます。
データを生成する為にインターネット上のクラウドサーバーにデータを送信する必要がありますか?
必要ありません。全てお使いのパソコンだけで処理できます。インターネットに接続する必要もありません。
撮影時に注意する点はありますか?
被写体を撮影する場合、以下のルールを守ってください。
平面の撮影する場合は、1視点からではなく、 複数の視点から撮影してください。 室内を撮影する場合、特定の撮影ポイントから撮影するのはではなく、 常に撮影ポイントを移動して撮影してください。
オブジェクトを撮影する場合、特定の角度だけでなく、 かならず、各写真が60%以上オーバーラップするように撮影してください。
ディテールを良く捕らえるコツはありますか?
PhotoScanのアルゴリズムは各写真のピクセルのマッチング情報から深度を判断する為、ピクセルレベルでマッチングできる情報が多い程精度が高くなります。
例えば左のように滑らかで表面上の変化が乏しいオブジェクトよりも、右ように、表面に微細なパターンが存在するオブジェクトの方が上手くディテールを捕らえる事ができます。
もし被写体に模様を載せる事ができるなら、模様ありと無し(テクスチャー用)の2パターン撮影する事を推奨します。
ディスプレイスメントマップの生成機能はありますか?
残念ながらPhotoScanにはディスプレイスメントマップの生成機能はありません。なお指紋や毛穴等の超微細なディテールは、PhotoScanで生成した高解像度テクスチャーマップをグレースケールに変換してZBrushやレンダラーでディスプレイスメントマップとして割り当てる事で視覚的に十分な品質のディテールを得る事ができます。
(ディスプレイスメントマップに使う場合、撮影時に偏った陰影が無いように被写体に万遍なく照明を当てて写真を取ると良いでしょう。屋外では曇日の撮影が望ましいです。)
デジカメの写真でなく、CG画像や動画から抽出した画像から復元できますか?
可能ですが、PhotoScanは写真のFOV(視野)、レンズディストーションの解析にEXIFデータを使用します。なのでEXIFデータ付きのデジカメ写真が最も信頼的が高くなります。EXIFデータが付加されていない画像の場合、デフォルトでは35mm換算で 50mm の焦点距離で撮影されたデータとして処理されます。なおカメラのキャリブレーションパラメーターは手動で調整する事が可能です。
英語メニューですが、日本語メニューに変更できますか?
Toolsメニュー >> Preferences.. >> Generalタブで Language: を Jpanese にセットしてOKをクリックしてください。
日本語メニュー切り替え
Pro版ではネットワーク計算ができるとの事ですが、1ライセンスで無制限にネットワーク計算できますか?
いいえ。Pro版のネットワーク計算はネットワークインスタンス分のライセンスが必要となります。つまり10台を使って計算したい場合は単純にPro版10ライセンスを購入いただく必要があります。
PhotoScan用のスタジオ(マルチカメラ撮影)を構築する場合、推奨のカメラはありますか?
Canon社のEOSシリーズ、Nikon社のDシリーズ等のDSLR(デジタル一眼レフカメラ)を推奨します。複数のカメラで撮影する場合一番の問題はリモートレリーズ(リモートシャッター)に対応している事です。Canon/Nikon社のDSLRであればリモードレリーズに問題なく対応しています。
なおUSB経由でパソコンから複数台のCanon/Nikon DSLRをリモートコントロールする「SmartShooter」というソフトを販売しています。(別売商品)。詳しくはSmartShooterのページを参照してください
魚眼やウルトラワイドレンズ等特殊なレンズを使っても大丈夫でしょうか?
v1.2.0 よりPro/Standard版共に魚眼レンズ(GoPro等のレンズ)をサポートしました。なお球状カメラ、円柱カメラのサポートは Proバージョンでのみサポートします。
PhotoScanはDUANE C. BROWN氏の発表したレンズの歪み補正アルゴリズムを使用しています。このアルゴリズムで補正できないレンズの歪みは対応できない可能性があり特殊なレンズは推奨しません。
GoPro等の魚眼レンズカメラを利用できますか?
PhotoScan v1.2.0よりPro/Standard版共に魚眼レンズを公式サポートしました。 カメラキャリブレーションメニューで魚眼レンズを選択できます。
v1.x アップグレード無償とはどういう意味でしょうか? v2.0が近くでるのですか?
Agisoft社はエンドユーザーの為の使用許諾契約に v1.x.x アップデートは無償で提供する事を記載しおります。また v2.0 のリリースは全くの未定です。[現在のリリースペースですとかなり先になると思われますが、いきなりv2.0として次のバージョンがリリースされる可能性もあります。予めご了承お願い致します。]
購入前にPhotoScanから出力したデータを確認したいのですが、テストできますか?
通常評価版は機能制限がある代わりに動作する日数の制限はありませんが、機能制限が無いPhotoScan Proの30日期間限定ライセンスもございます。こちらからお申し込みください。折り返し30日間だけ機能制限無しで利用できるシリアルキーが返信されます。こちらをPhotoScan Proの評価版に登録する事で30日間機能制限無し(保存・出力が可能)で利用いただけます。
PhotoScanのOpenCLアクセラレーションが利用できる環境を教えてください。
PhotoScanはGPU(OpenCL)を使って高密度ポイントクラウド(Dence Point Cloud)の計算をアクセラレーションする事ができます。高密度ポイントクラウド(Dence Point Cloud)以外の計算はCPUが使用されます。
なおOpenCL計算は Windows環境でのみ保証されます。(Linux/MacでもOpenCLが働きますが実験的です。)

グラフィックスカードではNVidia社では GeForce 8xxx シリーズ以降、AMD/ATI社では Radeon HD 5xxx シリーズ以降がOpenCLをサポートしています。

なお開発元のAgisoftで全てのOpenCL環境をテストできる訳では無いので、全てのOpenCL環境でアクセラレーションが動く事を保証していません。予めご了承ください。なお評価版でOpenCLアクセラレーションをテストする事ができます。

以下に開発元のAgisoftでアクセラレーションの動作を確認したデバイスをリストします。
NVIDIAAMD
GeForce GTX Titan Radeon HD 7970
GeForce GTX 780 Radeon HD 6970
GeForce GTX 680 Radeon HD 6950
GeForce GTX 580 Radeon HD 6870
GeForce GTX 570 Radeon HD 5870
GeForce GTX 560 Radeon HD 5850
GeForce GTX 480 Radeon HD 5830
GeForce GTX 470
GeForce GTX 465
GeForce GTX 285
GeForce GTX 280

OpenCLのベンチマークサイト(PhotoScanの計算ではありませんが参考になると思います。)
Pro版の 4D processing とはどのような機能ですか?
マルチカメラリグで被写体をムービーで撮影し、そのムービーデータからフレーム単位で3Dモデルを構築する機能です。
例えばこのような被写体のアニメーションモデルを生成できます。
http://www.youtube.com/watch?v=H82wI9k9fDw